中学生は塾に行くべき?必要な場合や通うことのメリットを解説!

中学生になると自分の子どもも塾に行かせたほうがよいのか悩んでいる保護者の方も多いかと思います。
しかし、中学生になったからといって必ずしも塾に行った方がいいという訳でもありません。

実際に塾に行かなくても成績が上がったり、高校受験に合格したりしている中学生がいるのも事実です。

今回のブログでは中学生が塾にいくべきかどうか様々な角度から解説していきます。

 

◎中学生が塾に行くメリットとは?

 

一昔前と比べ、最近は学習塾に通う小学生や中学生が増え、塾へ通うことが当たり前になりつつあります。

塾通いをご検討中の方のために、塾へ行くメリットについて述べていきます。

 

まず、塾通いのメリットが少ないと思われるパターンを考えてみましょう。

 

・学校の教科授業での疑問もなく、各種テストで満足のいく点数を取れている場合
・志望校が始めから決まっており、学区内で上位校ではない場合

 

こういった場合は特に塾へ行くことなく目標達成の可能性が高いと思われるので無理をして塾へ行く必要はないでしょう。
逆にいうと、上記の場合以外は塾通いのメリットは大きい場合に当てはまると言えます。

 

○パターン別の塾へ行くメリット

 

1.【基礎力に不安を抱えるパターン】
① 学校のテストの点数が悪い(悪いと感じる)
② 志望校に対する学力が足りない
③ 学校のテストが平均点に届いていない

 

上記①~③のいずれかに当てはまる場合の塾通いのメリットは

 

☆学習の習慣化
普段机に向かう習慣のない子に、勉強の習慣を身につけさせることが出来ます。学習習慣がないということは、集中力も不足しているということ。(あくまで学習について)
学習習慣を身につけることで集中力も高まります。
「やらない」→「やってみる」→「やる」への移行

 

☆目標・目的の明確化
学校の授業だけで、自身の具体的な目標や目的を見つけることは非常に困難です。学習塾では学習の専門家と都度目標設定を行い目的を達成していくことができます。

 

☆疑問点の解消
集中力をもって学習していくと疑問点は必ず出てきますが、学校の授業の中では個別の質問や疑問点を解消するのはとても難しいと思います。学習塾はそうした質問や疑問点に答えるサポートがしっかりしているため、安心して学ぶことができます。

その他様々なメリットがあると思いますが、少なくとも上記3つのメリットをしっかりと塾から受け取ることができれば、成績アップは間違いないと言えるでしょう。

 

そして

 

2.【さらなる高みを目指すパターン
① 現状に満足せず、よりいい点数、より上位の学校を目指したい。
② 学校では習得できないような高レベルの学習をしたい。

 

上記①②の場合のメリットは、

 

☆ハイレベルな指導を受けることができる
しっかりと運営されている学習塾では、高度な技能を持った講師が教科指導しています。学校の授業が物足りなさを感じている中学生には塾は必須でしょう。

 

☆同レベルの生徒達との切磋琢磨
塾の教室は同程度の偏差値帯でクラス編成されることが通常です。異なる中学校に通う生徒が在籍しており、他の中学校の指導と比較することも可能です。塾でしか会わない友人から良い刺激を受けることができるでしょう。

 

☆よりよい学習環境
学校で教科の先生を長時間質問をしたり、個別に対策のプリントを作ってもらったりすることはなかなか難しいでしょう。塾ではそういった個人別の対策を行ってくれることも非常に大きなメリットです。

 

 

◎中学生の塾代の目安は?

 

文部科学省によると、学習塾への年平均支出は、公立中の生徒は25万196円で、私立中の生徒は17万5435円でした。

(2021年度調査)2018年度の調査時よりも増加しています。
これは生徒一人当たりの学習塾への支出平均ですので、単純に学習塾に通った場合に必要な料金ということではありません。
学習塾にかかる費用、あるいはかける費用が年々増加してきていると言えます。

一般的に、集団指導よりも個別指導の方が高額になる傾向にあります。

 

【集団指導】
授業回数が週2~3回に対して月謝2万円~4万円程度、その他入会金や教材費など。

【個別指導】
授業回数が週2~3コマに対して月謝3万円~5万円程度、その他入会金や教材費など。
個別指導塾でも講師1人対生徒1人になると上記金額の約2倍程度が相場かと思われます。

 

各塾においては、季節講習会時のキャンペーンや友人紹介特典などもある場合があるので、気になった塾があった際は問い合わせてみることがとても重要です。

単純に月謝金額で比較することも危険です。

一見高く見える受講料が単位時間の料金や人数比では非常にお得な内容になっていることも多々あります。
授業時間や指導内容を吟味して、費用対効果を事前にシュミレーションしておきましょう。

 

 

◎中学生が自分に合う塾の見つけ方は?

 

中学生が塾を選ぶ際に、最も大切なポイント!

 

『自分に合うかどうかを最優先に考えて塾を選ぶ!』こと

 

今の時代、自宅あるいは学校近くにはたくさんの塾があります。
そんな数多ある塾の中から、成績が伸びる塾を探し出すポイントをお伝えします。

友達が行ってるから、なんとなく流行ってるから、宿題が少なくて何も言われないらしいから・・・

などという消極的な理由だけで塾を選んでいませんか?
そのような理由だけ塾を選択すると、結果的に成績も上がらずにお金だけが消えていったということになりかねません。

 

【塾選びのポイント】

 

①塾の設備(自習室や質問受けなど)が自由に使えて、比較的遅くまで開いている塾
→思い立った時に疑問点が解消できること、気が済むまで学習できることは大切です。この点では大手の進学塾よりも個人塾の方が優れている点が多いかもしれません。
事実、自習室をよく利用したり、質問によく訪れる生徒達の方が成績の伸びが大きい傾向にあります。授業がなくても勉強できる環境が塾にあることは非常にプラスポイントです。

 

②授業に自信のある専属講師が在籍している塾
→大手塾やフランチャイズ系の塾に多く見られるが、社員を一人置き、授業は全員アルバイト講師というところが非常に多い。特に多数校舎を持っている個別指導塾は、そういう運営方法が主流であるといっても過言ではありません。もちろん一概に悪いとは言い切れませんが、一般的に授業の質に差が出やすく、いわゆる「講師の当たりハズレ」が多く発生し、しかも人気講師は埋まっていることが多いため、自身にハズレが来ないように祈るケースが往々にしてよくあります。
ベテランの先生が主となって指導技術の伝達がしっかり行えている塾は、講師の質が高レベルで維持されているので、そういった塾のアルバイト講師は、専属講師を凌駕する指導レベルに達していることもあります。

 

③専門の進路指導講師にアドバイスがもらえる塾
→非常勤講師が主となって授業を回している塾だと、相談したいことがある時に事情がわかる講師が校舎にいないということも多く起こるため、なるべく専属講師がいる塾の方が安心です。勉強以上に大事な進路面談を実施しており、かつ昨今の受験事情に精通している経験豊富な講師が在籍していることが理想です。

 

④その他のポイント ※実はここが一番大切!!
自分自身が、ライバルが多い方が燃えるタイプか一人でじっくりと取り組む方が燃えるタイプかじっくりと見極めること。
→塾のタイプ選択が非常に大切です。集団塾(大人数or少人数)、個別指導塾(講師1人対生徒1人or2人)向きか、それともオンライン向きか。自分のことは自分が一番わかるはずです。
(個人的には講師1人対生徒3人以上の授業では生徒のアイドリング時間が長すぎるため、個別指導ではないと考えています。)

 

 

☆余談ですが
塾の口コミサイトについて
一部の口コミサイトや塾のランキングサイトは「塾側がどれだけお金を払ったか。」ということがランキングにおいて最重要視されている可能性があります。

一般には知られていないかと思いますので、頭の片隅に入れておいた方が良いです。

サイト名は伏せますが、私が以前勤めていた学習塾が利用していた大手の塾ポータルサイトでは、問合せ1件に対して業者に4,000円を支払っていました。その他色々な課金コースがありました。

小規模塾では、とてもではありませんが、そのような課金システムに積極的に参加することはできません。
また口コミサイトの多くは、「お問い合わせ件数」や「資料請求の件数」など独自のルールでランキングを算出しています。
つまり、規模の大きい大手塾に問い合わせが多くなるのは自然なことで、上位に掲載されるのもごく自然なことです。

事実、地元で評判のいい個人の小規模塾が上位に掲載されることは非常に稀なことではないでしょうか。
見た目の評価を気にしすぎずに、自身に合う塾をじっくりと見極めることが大切です。

 

 

◎中学生が塾に行かない選択肢を取った時はどうなる?

 

塾に行った方が良い子たちほど塾に行きたがらないという事実。

行きたくなったら行くと、行かないまま放っておいたら知らない間に中3になっていた、なんてことも多々あります。
そこから挽回するのは至難の業。

 

〇塾に行かないことのデメリット
・学習のペースがつかめない。
 →いつまでに何をやったらいいかチェックする体制がない。
・自己流になる。
 →やっている方法が正しいのか間違っているのか、アドバイザーがいない。
・志望校への距離感がつかみにくい。

・家での誘惑に負けてしまう。
 ⇒まとめると『成績が上がりにくい』

 

そして何より、後悔先に立たず!!つまり本当に行きたい学校が見つかった時に「時すでに遅し!」という事態が発生する可能性あり!

 

〇塾に行かないことのメリット
・自由時間が多い
 →勉強以外のことで生きていくと決めている場合はいいでしょう。
・お金がかからない
 →塾代がかからないことによってお小遣いが増えるかもしれません。

 

デメリットとメリット、あなたはどう考えますか?

 

 

◎まとめ

以上、塾選びと塾通いについて記載してきましたが、世の中にこれだけたくさんの塾が存在しているということは、塾が多くの人に必要とされていることの裏返しでもあります。

翔星塾では、集団授業でありながら少人数完全定員制という形態をとり、生徒全員にしっかりと指導が行き届く体制をとっております。いわば、大人数集団授業と個別指導のハイブリッド複合型の塾です。お子様にも多くのタイプがいらっしゃいます。全員にきめ細やかに目を配れることを大前提として指導を行っておりますため、学年によっては座席が満席に達する前に定員とさせていただくこともございます。

 

ここまで読んでいただいた皆様方におかれましては、自身にあったサービスを提供している塾を選び、見事高校受験合格という栄光を勝ち取っていただくことを祈念しております。

 

翔星塾お問い合わせページ:https://shouseijuku.com/contact/